職業柄、今日はアメリカ大統領選の開票速報をずっと見ていました。
やはりといいますか、投票日当日には決着がつきませんでしたね。アメリカの大統領が誰になるかは日本にも世界にも大きな影響を及ぼすので、引き続き注視したいと思います。
COVID-19の蔓延という特殊な状況で行われた異例の選挙。
新聞記事や放送、SNSを見ていても、今回ならではと思わせる用語が目に留まりました。
・Identity Politics 「アイデンティティ・ポリティクス」
主に人種や宗教、民族、ジェンダー(性)等で特定のアイデンティティ(自己認識)に基づいた集団の利益を代弁して行う政治的主張・活動のこと。
ここ数年顕著になってきた傾向だと思いますが、今年はBlack Lives Matter (黒人の生命は大切だ)運動が盛り上がり、それを強く印象づけられました。
・early votes 「期日前投票」
・absentee ballot 「不在(者)票」
・universal mail-in voting 「郵便投票」
*「不在者投票」と「郵便投票」の違いについては、下記が参考になるかもしれません。日本にはない仕組みなので分かりにくいですが、「州が一斉に有権者に投票用紙を送りつける」もので、「引越した人や既に死亡した人の住所にも投票用紙が送られてしまうため、その投票用紙が悪用される可能性」が懸念されています。
・voter fraud「不正投票」
・suppress votes 「投票させないようにする」
・with narrow margin/neck to neck 「僅差で」
・call the race「勝敗を判定する」
*call the race in Florida for President Trumpなどのように使います。この文脈では「当確を出す」でよいでしょう。
勝敗が決するまでしばらくかかりそうですので、大統領選の用語リストは更に充実させていきたいと思います。
こちらに随時追加予定ですので、よろしければご覧ください。
追記:
今日、ツイッターを見ていて、この方のまとめがコンパクトにまとまっていていいなと思いました。基本的な用語を全般的に網羅されています。 (2020/11/5)
米大統領選関連用語をまとめました🐶
👇 pic.twitter.com/2OiYGMXSuJ— JEF英語 (@JEFEnglish) November 5, 2020