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「自由で開かれたインド太平洋」を巡って(2020/11/19)

政治・外交

「自由で開かれたインド太平洋」を巡って、当初は「戦略」「構想」がついていたと思うのですが、それが取れていったことを改めて確認できる記事が出ました。

使わなくなったある言葉…インド太平洋の名称変遷、山尾志桜里議員「中国への配慮か」と追及

 日本政府が海洋進出を強める中国を念頭に掲げる「自由で開かれたインド太平洋」の名称が変遷している。安倍前首相が2016年に打ち出した際は「戦略」が付いていたが、その後、「戦略」が「構想」に修正され、安倍政権後期から「構想」も外れるようになった。さらに、菅首相は14日、記者団に対し、「平和で繁栄したインド太平洋」と言い換えた。(上記記事より)

国際政治学者の細谷雄一先生による解説投稿です。

なぜインド太平洋地域で日本が「自由」と「開放性」を守るべきなのか ー「人はパンのみにて生くる者に非ず」

11月16日午後の加藤勝信官房長官の定例会見での発言や、17日の菅義偉首相のスコット・モリソン豪首相との首脳会談の際の日豪首脳共同声明、そして18日の衆議院外交委員会での山尾志緒理国民民主党議員の質問への茂木敏充外相の応答と、政府の中枢にいる指導者の方々により、力強く「自由で開かれたインド太平洋」を日本が引き続き促進していく政治的意思が示され、少なくとも当面はこの路線が継続することが明確となりました。(上記投稿より)

世界中で、「平和」と「繁栄」に反対している国は、私が知る限り、一国もありません。誰もが反対しないスローガンというものには、実質的には何の意味もありません。”という指摘は重いです。

☆参考:

「自由で開かれたインド太平洋」は変わらない!?山尾VS茂木外務大臣(2020年11月18日外務委員会ノーカット)



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