システムトラブルを受けた東証記者会見を日英同時通訳の練習をしながら聞いていました。所用で質疑応答の一部分だけでしたが。
練習をしていてとても通訳しやすく、分かりやすいのに気づきました。質問している記者はITが専門でない方も多かったようですが、相手の知識に合わせて分かりやすい説明を試みられている様子がよく分かりました。
インシデントや不祥事を受けての記者会見として、非常に良い出来だなと思ったのですが、インターネット上でもそう評価する人が多数、特にCIOの横山氏については、早速経歴まで検索されているようでした。
関連ツイートのまとめです。

二、三、印象に残ったツイートを私も記録しておきましょう。
東証のCIOの方すごい。自社のシステムのことをちゃんと理解した上で受け答えしているし、記者に合わせてできるだけ平易な表現で説明するように心がけている。
東証の社長の「富士通に責任はない。責任があるのは我々」という発言も素晴らしい。
これがトップのあり方だと思う。
— BTO (@bto) October 1, 2020
東証のCIOさん、めちゃくちゃすごい
ちゃんと各システムのことや構成についても細かい部分について理解して話されてるし、記者のレベルに合わせて単語も選んで具体的に説明しているし、この方どういう経歴なのだろう…— よだれいぬ@やはり外に出てはいけない (@pabroff_freeze) October 1, 2020
東証の会見見てたんですが、CIOの横山さん筆頭に、皆さん受け答え完璧で震えますねコレ…
システムや手作業統制の構造を完璧に把握されていて、記者の質問にもノータイムで回答。事前問答集もなしにこんなに理路整然と受け答えできるものなのか…こんな会見初めて見たかもしれない。マジですごい。— 松本裕紀 (@CPA_ykmtsmt) October 1, 2020
東証の記者会見、社長の「あくまで富士通はただのベンダーであって、すべての責任は市場運営者の東証にある」と何度か言い切っていたのが超絶かっこよかった。CIOの常務も執行役員もスーパー優秀そうで、終始こんな経営陣のいる会社魅力的すぎるわという感想しか出てこなかった
— ぐんまみ (@maming435) October 1, 2020
私は、情報収集によくツイッターを使っています。玉石混交だったりしますが、専門家の投稿を読んでいると理解が深まりますし、関連用語にも出会えます。例えば、ツイートの中に”MTBF”という言葉があったのですが、これは”Mean Time Between Failure”=平均故障間隔のこと。
ああこれこれ、と思い出しました。生産管理の仕事でもよく聞いた言葉でした。
通訳の練習をするにあたり、どういう用語を使うのかを確認するため、できるだけ英語と日本語の記事を集めておきます。社内通訳のときにIT関係でフェイルオーバーやロールバックなどはよく遭遇する言葉でしたが、あれから随分経ちますし、知識のリフレッシュが必要だと思ってそうしています。
Tokyo Stock Exchange Halts Trading (NHK WORLD-JAPAN)
Japan stock markets brought to standstill by worst-ever outage (Nikkei Asia)